オールドマルニを、もう一度暮らしの中へ。
新品にはない佇まい。
時間を重ねた木の表情。
今の家具にはあまり見られない、少し素朴で
でもどこか品のある形。
今回メンテナンスしたのは、オールドマルニのチェア2脚です。
丸みのある脚
すっと伸びた背もたれ
軽やかなフレームの中に、昔の家具らしい丁寧なつくりが感じられる椅子です。
ただ、手に入れた時の状態はそのまま気持ちよく使えるものではありませんでした。
販売当時に流行っていたであろう艶々のブラウン色のウレタン塗装や、汚れを隠すためのスプレーのような塗膜が残っていて、表面はかなりテカテカとした印象でした。
古い椅子ならではの味わいはあるものの、現代の空間に自然に馴染ませるには、少し重たさも感じました。
そこで、木の表情をもう一度引き出すために、できる限り丁寧に手を入れました。
まず、もともとの塗膜を剥離。
その後、素地が見える状態まで整え、全体を研磨しました。

脚や背もたれ、フレームの細かな部分まで、手に触れるところは特に意識して仕上げています。

ただ綺麗にするだけではなく、木らしさがちゃんと残るように。
新品のように均一すぎる表情ではなく、古い家具が持っている静かな時間は残しながら、次の暮らしで気持ちよく使える状態へ。

最後はオイル仕上げにしています。

ウレタン塗装のように表面を強く覆うのではなく、木にじんわりと染み込ませるような仕上げ。
触れた時に、木の質感がちゃんと伝わる。
そんな椅子に戻したかったからです。

座面も張り替えました。
もともとは薄いウレタンが一層入っている程度でしたが、今回は新品のウレタンを2層重ねて座り心地と耐久性を高めています。

張地は黒の合皮。
木部のやわらかい色味に対して黒い座面がほどよく引き締め役になってくれました。

少し北欧のような軽やかさもありながらマルニらしい日本の家具としての落ち着きもある。
そんなバランスに仕上がったと思います。

古い家具を扱う時、alboが大切にしていることがあります。
それは、前の持ち主の時間をそのまま残すのではなく、次の人が気持ちよく使える状態まで整えること。
古いものが好き。
でも、汚れやにおいや傷みが気になるものは少し抵抗がある。
そう感じる方は多いと思います。
だからこそ、ただ「ヴィンテージです」として販売するのではなく、できる限り手を入れもう一度暮らしの中で自然に使える家具として整えたい。
新品でもなく、ただの中古でもない。
一度時間を重ねたものをもう一度まっさらな気持ちで迎えられるようにする。
それが、alboの考えるオールド家具の魅力です。
今回のオールドマルニも、まさにそんな一脚になりました。

ダイニングチェアとして。
デスクチェアとして。
玄関や寝室に、少し腰掛ける椅子として。
置く場所によって、きっと違う表情を見せてくれると思います。
昔の家具が持っている形の美しさと、今の暮らしに合う清潔感。
そのどちらも大切にした2脚です。
古き良きものを、綺麗な状態で暮らしに迎えたい方へ。
ぜひ見ていただきたい椅子です。
今回ご紹介したオールドマルニのチェアは、販売ページにて詳しい写真やサイズをご覧いただけます。
2脚セットでの販売です。
気になる方は、ぜひ下記ページよりご覧ください。
- 100,000円 [税込]
オールドマルニのチェア2脚を、丁寧にフルメンテナンスしたものです。 もともとはブラウン色の光沢の強いウレタン塗装や、ヴィンテージ品でよくある、汚れや傷を目立たせなくするブラウン色の上塗りスプレー塗装が施されていましたが、すべて剥離し、木の素地が見える状態まで戻しました。 その後、全体を研磨し、木の質感を感じられるようにオイル仕上げで仕上げています。 新品のようにただ綺麗にするのではなく、オールドマルニらしい丸脚の柔らかさや、背もたれの美しいラインは活かしながら、今の空間…
![OLD maruni [chair]](https://albo-hiroshima.jp/albo-hiroshima/wp-content/uploads/2026/05/P1056318.jpeg)
