民泊・モデルルームで“やりすぎない高級感”を出す5原則

はじめに
“高級”は金額ではなく落ち着きでつくる。民泊やモデルルームでは、写真映えと運用性の両立が肝。alboの現場経験から、明日から使える5原則をまとめました。
原則1|素材は「触感ファースト」
- 比率:触ってわかる素材(木・布・石・ガラス・真鍮)を50%以上に。
- 一点豪華:すべて高価にせず、手に触れる一点に良材を投下(ダイニング天板、リビングのサイドテーブル等)。
- 運用:布物は替えカバー2セット前提。ラグは遊び毛が出にくい中〜短毛で。

原則2|光は“層”で設計(90 / 120 / 160)
- 90cm:足元の安心(フロアライト)
- 120cm:座る目線の快適(テーブル/アームライト)
- 160cm:空間の落ち着き(ウォールライト/ペンダント)
- 色温度の運用:
撮影=2700Kで陰影を強調/清掃=5000Kで汚れチェック。調光・調色できる器具を要所に。

原則3|色は“3色+金属少し”
- ベース60(壁・大物):オフホワイト〜薄グレージュ
- アソート30(木部):オーク〜ウォルナットで“明度”を揃える
- アクセント10(布・小物):深緑/墨紺など“静かな色”
- 金物:真鍮 or ブラックでどちらかに統一

原則4|余白とボリュームを整える
- 通路幅:主要動線80cm以上、ベッド脇は60cm以上。
- 壁からの離れ:大型家具の側面に15〜30cmの“呼吸”を。
- テーブル天板厚:25〜30mmで安心感。薄すぎると安っぽく見えがち。
- ラグ:家具脚を5cm入れて“面で見せる”(滑り止め必須)。

原則5|運用の美学(見えないところを整える)
- 配線:延長コードは壁際に“L字”で這わせ、余長は足元のケーブルボックスへ。
- テキスタイル:タオル・寝具は“白系で統一+肌触りの良さ”。洗い替えを必ず常備。
- メンテ:キズ補修ペン、フェルト、ラグ滑り止め、コースターを“初日キット”として常設。
- 情報:家電のQR取説、Wi-Fi、ゴミ分別、非常口を1枚シートで壁内側に。

民泊オーナー向け:15分で印象が上がるリセット術
- クッションを叩いて空気を入れる(角を立てる)
- テーブルは乾拭き→湿拭き→乾拭きの順でムラなし
- 鏡と水栓の指紋だけは必ず取る
- ベッド足元に薄いひざ掛けを“ホテル折り”で1枚
- 玄関に小さなグリーン(土ではなく水差しが◎)

モデルルーム向け:3つの“体験導線”
- はじまりの視点:ドアを開けて3秒で“主役照明”が目に入る配置。
- 触れる展示:木口サンプル/ラグ断面/革サンプルを手の届く高さに。
- 記念写真ポイント:ミラー or 壁の抜けで“映える角度”を1か所つくる(SNS導線)。

失敗あるある(回避リスト)
- 色数が多く、写真で床と家具の境界が散る

- 合皮やプリント材が擦れに弱く、短期間で劣化

- ペンダント照明が低すぎて視線にグレア

- ラグ未使用で音と生活感が硬くなる

背伸びせずに、自然になじむ高級感。
予算と運用体制に合わせて3Dや設備リストをまとめてご提案いたします。
是非alboにお任せください

