未来の自分に贈る家具 | albo(アルボ)

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Column / コラム

未来の自分に贈る家具

家具は「いまの自分へのご褒美」として買うものだと思われがちです。仕事を頑張ったから、引越ししたから、記念日だから──もちろんそれも素敵な理由です。けれどもっと長い視点で考えれば、家具は「未来の自分への贈り物」でもあります。

育っていく家具

無垢材のテーブルは、年月を重ねるごとに色艶が増し、深みを帯びていきます。革のソファは小さな傷やシワが重なり、唯一無二の風合いへと育ちます。最初は新品だった家具が、10年後には「物語の詰まった相棒」へと変わるのです。

家具の経年変化は、劣化ではなく記録です。暮らしのなかで刻まれた痕跡は、未来の自分にとってかけがえのない証となります。

想像してみる未来

20年後の自分が、同じソファに腰掛けている姿を想像してみてください。そこには大切な人との会話や、これから積み重なる思い出が映っています。

あるいはダイニングテーブルの天板についた小さな傷を見つめながら「あのとき子どもが宿題をしていたな」と懐かしむ未来。そんな情景を想像すると、いまの選択が未来の自分を支える贈り物に変わっていくことに気づきます。

未来を豊かにする選び方

未来の自分に贈るという視点で家具を選ぶと、安さや流行よりも「長く寄り添えるか」「一緒に歳を重ねられるか」が基準になります。家具はただの所有物ではなく、未来の思い出を入れる器です。

alboの家具は、そうした未来を見据えて選ぶ人にこそふさわしい存在でありたいと考えています。いまの自分だけでなく、未来の自分を思いやる選択。それこそが、人生をより豊かにする家具選びなのです。

この記事の著者

宮本 翔伍

1991年1月生まれ。株式会社albo代表。
家具を売るだけでなく、その向こうの時間に寄り添いたくて、2025年春に独立しました。約11年間、販売の現場で見てきたたくさんの暮らしが、今の自分の土台です。
同じ想いを持つ仲間と始めたばかりの小さなブランド”albo”。
まだ店舗はありませんが、いつか誰かの「はじまりの場所」のそばにいられる家具を販売していきたいと思っています。

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