家族の記憶をつくる家具─10年後も残るインテリアの選び方
家具を選ぶとき、「今」の暮らしに合うかどうかを基準にしてしまいがちです。
けれど、家具は一緒に歳を重ねていく存在。10年後の自分たちの暮らしを想像しながら選ぶことで、その家具は“モノ”ではなく“記憶”を刻むパートナーになります。
家具は「日常のアルバム」になる
ダイニングテーブルの上に並ぶ朝ごはん、子どもの工作、誕生日のケーキ。
その一つひとつが、気づけば家族の思い出として心に残っていきます。
家具は、そんな日常の風景を受け止める“アルバムの台紙”のようなもの。
木目の変化や小さな傷さえも、「ここで過ごした時間の証」として輝いていきます。
長く使える家具を選ぶための3つの視点
① 素材を信じる
天然木、革、真鍮など、時間とともに味わいを増す素材を選びましょう。
少しの傷も「味」として育ち、使い込むほどに自分たちの暮らしに馴染みます。
② 形より「空気感」で選ぶ
流行りのデザインではなく、家族が落ち着ける“空気”を持った家具を。
帰ってきたときにほっとできる、そんな雰囲気を感じ取れるかどうかが長く愛される鍵です。
③ 修理できることを知っておく
塗り直しや張り替えができる家具は、10年後も同じ場所にあり続ける力を持っています。
壊れたら終わりではなく、「直してまた使う」という選択肢があることが、思い出をつなぐ一番の秘訣です。
“今”より“これから”を見据えて
子どもの成長、家族の変化、暮らしのかたち。
家具を選ぶとき、少し先の未来を想像してみてください。
ソファの隣に増える小さな椅子。
ダイニングに並ぶ人数の変化。
季節と共に変わる光の入り方。
そのすべてを受け止めてくれる家具が、やがて家族の「記憶そのもの」になっていきます。
家具は、暮らしの背景をつくるもの。
そして、思い出の景色を支えるもの。
10年後も変わらずそこにある家具は、いつのまにか家族の物語を語る存在になっています。
買った日の喜びを、10年後のぬくもりへと育てていく。
そんな家具の選び方を、alboは大切にしています。

